“平成の怪物”中日・松坂大輔投手（３８）が１日、「令和」初の２００勝達成に意欲を示した。日米通算１７０勝は巨人・岩隈に並んで現役最多。
「なかなか積み上げていくことは難しいことですけど、今年中に少しでも数字に近づきたいという思いはある」と、迫る時代の終わりに、新たな希望を明かした。

「『昭和の怪物』って言われると江川さん。（自分が）『平成の怪物』と呼ばれてましたけど」。横浜高３年の平成１０年（１９９８年）に甲子園春夏連覇。プロ入り後も、ＷＢＣで２大会続けてＭＶＰに選ばれるなど、平成時代を輝かしく駆け抜けた。
「（新元号発表の瞬間はテレビで）見てましたよ。きれいな響きの言葉だと思って見てました。やっぱり『和』っていう字はいいな、なんて思いながら見てました。（『令和の怪物』も）出てくるんじゃないですか」

平成のうちに、名球会入りの条件となる通算２００勝は達成できなかった。だが、２月の北谷キャンプ中に痛めた右肩は回復に向かっている。
この日はナゴヤ球場でランニングとウェートトレ。「少しずつ、確実に、強く投げられるようになっている。肩は急に状態が上がったりする。早くその状態がきたらいい」

順調なら、元号が代わる５月の中旬に２軍で実戦登板できる見込み。「いつになるか分からないけど、中途半端な形ではなく、１００％の準備ができた状態でマウンドに戻りたい」。目指すは令和初の２００勝投手。時代を超えても、その情熱は消えない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190402-00000008-sph-base